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日本人が知らないアメリカ 福音派、AI、ジャズ、テック右派、そして選挙

日本人が知らないアメリカ 福音派、AI、ジャズ、テック右派、そして選挙

加藤 喜之 / 竹下 隆一郎 文藝春秋 2026年10月16日

感想

新社会人になってから、日々のニュース報道だけではアメリカの実像が見えてこないもどかしさを感じていました。この本はそんな疑問に正面から答えてくれる一冊です。 福音派やテック右派といった、日本ではあまり詳しく報道されない勢力の影響力が、アメリカの政治や社会をどれほど規定しているのかが丁寧に解説されています。特に印象的だったのは、単なる政治的対立の構図だけでなく、文化や宗教、世代間のズレといった複数のレイヤーからアメリカの分断を読み解こうとするアプローチです。 新書というコンパクトな形式ながら、その厚みのある内容には正直驚きました。YouTube番組の書籍化ということで手軽に読めるかと思っていたら、かなり骨太な議論が展開されています。複雑な事象を整理して説明する力に優れた著者の姿勢が感じられます。 一つ挙げるなら、もう少し具体的な事例や統計データが多ければ、さらに説得力が増したのではないかなという点。それでも、世界の大国を理解するための必読書として、これからの人生で何度も参照したい本になりそうです。

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