ひなたの本棚
感想

京都の狸たちが繰り広げるカオスな日常、という設定だけで既に面白そうなのに、実際に読んでみたらなんだか肩すかしを食らった感じです。登場人物たちのキャラは立ってるし、会話のテンポも悪くないんですけど、全体的になんだか散漫というか、どこに向かってるのか見えないまま話が進んでいく。四兄弟の個性的な愚行劇もおかしいんだけど、笑いどころと退屈な部分の差が大きくて。 あと、京都という舞台設定をもっと活かしてほしかった。背景設定が豊かなのに、ストーリーがそれに追いついてない感じがします。ベストセラーということで期待値も高めで読んだからかもしれませんが、もう少し一貫性のあるプロットがあれば、もっと引き込まれたと思う。 会社の昼休みにさらっと読むくらいなら良さそうだけど、腰を据えて読みたい本として選ぶかと言われたら微妙です。独特の世界観は確かに魅力的なんですが、ちょっと私の好みとは合わなかったのかな。

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