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新テニスの王子様 48

新テニスの王子様 48

許斐 剛 集英社 2026年9月4日

感想

新テニスの王子様がついに完結するということで、思わず手に取りました。長年続いたシリーズの最終巻ということもあり、期待値が上がっていたのは正直なところです。 U-17W杯での日本の優勝を経て、最後に兄弟対決で決着をつけるという構成は、確かに物語として筋が通っています。リョーマとリョーガの因縁に決着がつくという点は、ファンとしては「ここまで読んだ甲斐があった」と感じさせるポイントになるはずです。 ただ、読み終えた率直な感想を言うと、可もなく不可もないというのが本音です。バトルシーンの描写自体は相応の迫力があるのですが、その過程で特に心揺さぶられるようなドラマティックさを感じませんでした。最終巻という特別感が、もう少し強くあってもよかったのではないかと思います。 エンジニアとして仕事で日々緻密さを求められる身としては、エンタメ作品にはやはり「予想を超える何か」を求めてしまう癖があるのかもしれません。完結という区切りとしては上出来な一冊ですが、シリーズ全体を通しての総決算にしては、もう一押し足りない感じが残ります。

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