のんちゃんの本棚
山、買いました7 〜異世界暮らしも悪くない〜

山、買いました7 〜異世界暮らしも悪くない〜

実川えむ / りりんら SBクリエイティブ 2026年2月14日

感想

シリーズの7巻目ということで、すっかりこの異世界の山暮らしが日常化してきたんだなというのが伝わってきます。モフモフ神様たちとの関係も深まっていて、その点は微笑ましいですね。 今巻は秋の収穫がメインテーマのようで、田んぼの豊作やワイン造り、バター作りなど、スローライフなディテールが丁寧に描かれています。こういう日々の営みが積み重なっていく感じは、読んでいて心が落ち着きます。会社の忙しさから解放されたい時間に、こういう田舎暮らしの話は確かに癒しになるなと思いました。 ただ、正直なところ、7巻も続くと物語としての起伏が緩やかになってきているのかなという印象も。モフモフたちとの日常を楽しむというコンセプト自体は好きなんですが、もう少し何か新しい展開や、キャラクターたちの深掘りがあると、さらに引き込まれたかもしれません。稲荷さんの息子との遭遇など、新しい要素も出ているんですけどね。 シリーズの常連さんにはちょうどいい一冊だと思います。