文子の本棚
感想

東野圭吾の『白夜行』、やっと読み終わりました。この本の評判は前からよく聞いていたんですが、こんなに引き込まれるとは思いませんでしたね。 二人の人物の人生が、質屋殺しという事件を軸に少しずつ明かされていく構成が本当に上手で、ページをめくる手が止まりません。最初はバラバラだった情報が、読み進むにつれてジグソーパズルのようにぴたりと合致していく快感。昼と夜という題名の通り、明と暗の世界を生きる二人の運命に、つい応援したくなったり、切なくなったり…。 パート仕事の合間の休憩時間に少しずつ読んでいたんですが、だんだん仕事そっちのけで続きが気になってしまいました(笑)。長編ですけど、ミステリーとしての面白さと、人間ドラマとしての深さが両立していて、本当に飽きさせない。老刑事の執念も素晴らしくて。 この年になって、こういう傑作に出会えるのは本当に幸せです。心からお勧めできる一冊ですね。

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