日々のあわあわ

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寺井 奈緒美

出版社:リトルモア 出版年月日:2026/01/15

リトルモア | 2026/01/15

3.75
本棚登録:6人

みんなの感想

感想

寺井奈緒美さんの新作ということで期待して手に取ったんですけど、正直ちょっと微妙でした。オノマトペを軸にした日常エッセイという構成自体は面白いし、短歌と土人形も組み込まれているというコンセプトも斬新だと思うんです。 ただ、実際に読んでみると、オノマトペの扱いが少し浅くて物足りない感じがしちゃって。もっと深掘りされるのかと思ってたら、表面的な面白さで終わってしまっている印象というか。短歌もエッセイも個性的なのに、それらが有機的に繋がっていないような、バラバラに感じられる部分があるんですよね。 前作の『おめでたい人』の方がもっと一貫性があって、読んでいて引き込まれた気がします。この本は、気軽に読むには良いのかもしれませんが、ちょっと期待値との差が大きかったかな。もう少し編集や構成に工夫があれば、もっと良くなったんじゃないかと思います。

感想

寺井奈緒美のエッセイ集、面白かった。オノマトペという一見シンプルなテーマで、日常の風景をこんなに豊かに切り取れるんだと感心しながら読んでいた。 ピロピロ、もちもち、シャキシャキ……そういった音の響きを通して、身の回りのありふれた出来事を改めて見つめ直すという試み。正直、最初は「ちょっと変わった企画だな」くらいの気持ちで手に取ったんだが、読み進むにつれ日常の細部への向き合い方が新鮮に感じられた。短歌やエッセイと土人形の写真も組み合わされているから、ビジュアル的にも楽しめる。 エンジニアとして日々ロジカルな思考をしているせいか、こういう「感覚的に世界を捉え直す」作品って貴重だ。疲れた時に無理なく読める軽さもあるし、でも深い思慮も感じられる。ページをめくるたびに「あ、確かにそういう音だ」と共感できる瞬間がいくつもあった。 気軽に読書を楽しみたい時にぴったりの一冊。特に、毎日を何気なく過ごしている人にはおすすめしたい。

感想

この本、なかなか面白いですよ。寺井奈緒美さんのエッセイ集ですが、短歌とオノマトペを組み合わせた独特の視点で日常生活を描いているんです。 「ピロピロ」「もちもち」「シャキシャキ」といった音の表現を通じて、身の回りの何気ないことが実は結構おもしろいんだって気づかせてくれます。若い頃は見逃していたようなものまで、改めて見つめ直すきっかけになりました。 土人形の話も出てくるんですが、短歌とエッセイのあいだに挟まれていて、リズム感がいい。読んでいて退屈しません。嘱託で働きながら、息抜きに読むのに最適です。一つひとつのエッセイが短めなので、通勤の電車でもちょこちょこ読めるのが便利。 定年まであと少し、こういった軽やかで前向きな本を読んでいると、毎日が少しだけ豊かに感じられるようになります。気軽に楽しめるし、何度も読み返したくなる一冊ですね。

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