本と珈琲の本棚
日々のあわあわ

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寺井 奈緒美 リトルモア 2026年1月15日

この本、なかなか面白いですよ。寺井奈緒美さんのエッセイ集ですが、短歌とオノマトペを組み合わせた独特の視点で日常生活を描いているんです。 「ピロピロ」「もちもち」「シャキシャキ」といった音の表現を通じて、身の回りの何気ないことが実は結構おもしろいんだって気づかせてくれます。若い頃は見逃していたようなものまで、改めて見つめ直すきっかけになりました。 土人形の話も出てくるんですが、短歌とエッセイのあいだに挟まれていて、リズム感がいい。読んでいて退屈しません。嘱託で働きながら、息抜きに読むのに最適です。一つひとつのエッセイが短めなので、通勤の電車でもちょこちょこ読めるのが便利。 定年まであと少し、こういった軽やかで前向きな本を読んでいると、毎日が少しだけ豊かに感じられるようになります。気軽に楽しめるし、何度も読み返したくなる一冊ですね。