負けヒロインが多すぎる!(8.5)

負けヒロインが多すぎる!(8.5)

雨森 たきび / いみぎむる

出版社:小学館 出版年月日:2026/01/26

小学館 | 2026/01/26

3.50
本棚登録:2人

みんなの感想

感想

このシリーズ、いつの間にか8巻まで来てたんだと改めて実感した一冊ですね。短篇集ということで、いろんなエピソードがコンパクトにまとまってるから、育児や家事で細切れ時間しかない僕のような主夫にはぴったり。一つ一つが軽くて読みやすいのに、キャラクターたちの関係性や掛け合いのクオリティが落ちてないのが素晴らしい。 特に面白いのは、短篇ごとにスポットが当たるキャラが違うから、推し角が複数いる身としては「あ、この子の話だ!」ってテンション上がっちゃいます。タイトルの「負けヒロイン」を意識したストーリー構成なんだと思うんですけど、それぞれのキャラの魅力を引き出すのが上手い。バラエティに富んだ企画ものだから、ファンとしてもニヤニヤが止まりません。 9巻に繋がるオール書き下ろしということもあって、本編への期待値がぐんぐん上がる感じ。短篇とはいえちゃんとストーリーとして機能してるし、このシリーズの味わい深さをあらためて感じさせてくれました。

感想

ライトノベルの短篇集ということで、気軽に楽しめるかなと期待して読み始めたんですが、正直ちょっと肩透かしでした。各編がバラバラで、世界観の統一感が欠けているというか。9巻に繋がるということなので、本来なら長編を読んでからこれを楽しむべき作品なのかもしれませんね。 キャラクターたちの掛け合いは悪くなく、くすっと笑える場面もあります。ただ、短篇ばかりだからどうしても深掘りが足りなくて、キャラの魅力が十分に引き出されていない印象。せっかくのバリエーションに富んだ設定も、消化不良で終わってしまった感じがします。 何より、「負けヒロイン」というタイトルの割に、その要素がいまいち活かされていないように感じました。シリーズ既読者なら別の楽しみ方があるのかもしれませんが、これ一冊だけだと、なんとなく物足りなさが残ってしまいます。息抜き程度に読むならいいですが、満足度を求める人にはおすすめしにくいかなというのが正直なところです。

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