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四度目は嫌な死属性魔術師(15)

四度目は嫌な死属性魔術師(15)

デンスケ / ばん! 一二三書房 2026年2月14日

感想

シリーズ15巻目ということもあり、一気読みで追いついた。正直なところ、本作は可もなく不可もない出来だというのが率直な感想である。 ストーリーの展開自体は悪くない。前巻で積み残された母親の蘇生という大きな目標が実現に向けて動き出し、転生者グループとの対峙、預言された日蝕の顕現など、複数のプロット線が絡み合って進行していく構成は、長編シリーズとしてのテンポとしては適切だろう。キャラクター間の相互作用にも工夫が見られる。 ただし、全体的な物語の深さという点では物足りなさを感じる。各エピソードが消費される感覚が拭えず、一つ一つの展開に十分な重みを感じられない。また、主人公の成長曲線があまり鮮明ではなく、既に確立されたキャラクターが事件を処理していくという受け身的な印象は否めない。 ライトノベルとしての枠を考えると、これはこれで及第点だと思う。ただ、読み手として成長を求める立場からすると、次巻への期待はやや控えめになってしまう。シリーズの継続は悪くないが、何か大きな転換点を望みたいところだ。

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