lit_diaryの本棚
Mom's One Line a Day: A Five-Year Memory Book

Mom's One Line a Day: A Five-Year Memory Book

Chronicle Books CHRONICLE BOOKS 2010年1月1日

感想

娘が出産した際に贈られたこの本を、実は数年前から知っていた。シンプルで実用的な設計が、育児に忙殺される親にとってどれほど有効か、という視点が興味深かったからだ。 実際に手に取ってみると、その思想の明確さに改めて感心した。人生における「記録」の本質を理解している著者の視点が、ページの随所に感じられる。毎日一行という制約は、一見すると物足りなく思えるかもしれない。だが、これほどの制限こそが、本当に大切な瞬間だけを切り取らせるのだ。五年間という期間も秀逸で、子どもの成長を段階的に捉え直す効果がある。 デザインも端正で、機能性と美しさのバランスが取れている。ギフトとしても自分用としても勧められる作品だ。ただ、忙しい親向けというコンセプトながら、実際の継続には相応の意志が必要な点は正直に指摘すべきだろう。 子育てを終えた立場からすると、こうした記録の価値が時間経過とともに増していくことを知っている。その意味で、この本は単なる日記帳ではなく、人生設計の一つの形を提示している。価値ある一冊である。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ