りくの本棚
感想

最近、SNSで話題になっていたので手に取ってみました。園芸なんて自分には無縁だと思ってたんですが、読んでみたら予想を裏切られました。 チャペックのエッセイって、こんなに面白かったんですね。一年を通した園芸家の日常を描いているんですが、単なる植物の育て方の話ではなくて、むしろ人生哲学に近い。草花を育てることへの情熱、失敗や喜び、季節の移ろいへの向き合い方——これらが軽妙で親しみやすい文体で綴られています。 仕事で疲れてる時期に読んだからかもしれませんが、「未来に生きている」という言葉が心に残りました。ビジネス書では得られない、別の視点から人生を考えさせてくれる感じがします。新装版のデザインも洗練されていて、読むたびに手に取りたくなります。 園芸に興味がなくても、エッセイ好きなら確実に楽しめる一冊。今月読んだ本の中では一番の収穫です。

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