石井の本棚
鬼の花嫁 9

鬼の花嫁 9

富樫じゅん / クレハ スターツ出版 2026年3月27日

感想

長編シリーズの9巻目ということで、どのような展開が待っているのか期待を持って手にしました。 ファンタジーロマンスとしての基本的な構成は及第点で、キャラクターたちの関係性も丁寧に描かれています。ただ、ここまで来ると、正直なところ目新しさが感じられなくなってきたというのが率直な感想です。物語の進行速度や展開のパターンが、これまでの巻と大きく変わるわけでもなく、「続きが気になって仕方ない」というほどの牽引力は感じませんでした。 技術書ばかり読む生活の息抜きとしてマンガを手に取ることもありますが、せめてマンガだからこそできるビジュアル表現の工夫や、ストーリーテリングの新たな試みがあると嬉しいところです。 シリーズの熱心なファンであれば、キャラクターの成長や細かな伏線の回収を楽しめるかもしれません。ただ単体としての完成度や、ここから新たに読み始める価値という観点では、やや見劣りする気がします。エンタメとしては悪くありませんが、投資する時間を考えると、選択肢は限定的かもしれません。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ