社内政治の科学

社内政治の科学

木村 琢磨

出版社:日経BP 日本経済新聞出版 出版年月日:2025/11/14

日経BP 日本経済新聞出版 | 2025/11/14

3.50
本棚登録:5人

みんなの感想

感想

仕事から離れて家事に専念するようになって、かえって社内の人間関係の複雑さが見えてくるようになりました。そんなときに出会ったのがこの本です。 社内政治というと、つい陰謀めいた悪いものを想像してしまいますが、この著者の視点は違います。世界の学術研究に基づいた理論的アプローチで、むしろ「組織内でどう影響力を持つか」という現実的なテーマとして扱っています。派閥や根回しといった日本企業で起こりうる事象を、きちんとした枠組みで理解できるのは新鮮でした。 経営学の教科書をもとにしているので、やや堅めな表現もありますが、それが逆に信頼感につながっています。具体的な事例も交えられており、昔の職場でも「あ、こういうことだったのか」と納得できる場面がいくつもありました。 完全に技術的な内容ではなく、組織内での人間関係を賢く立ち回るための知恵として使える一冊。気軽に読みたい本というわけではありませんが、考えながら読む価値は十分あります。

感想

正直、高専生の自分が読むには少し難しい内容かなって思ってたんですけど、めっちゃ面白かった!社内政治って聞くと地味なイメージだったけど、これ結構リアルで実用的なんですよ。 印象操作とか派閥とか権力争いって、会社だけじゃなくて学校生活とかでも起きてることなんだって気づかされました。実習先の企業でも同じようなことが起きてたんだと思うと、なるほどって納得できます。 著者が世界の学術研究に基づいて説明してるから、ただの「こうすればうまくいく」みたいなハウツー本じゃなくて、ちゃんとした理論が背景にあるのが好きです。難しい部分もありますけど、フレームワークがあると理解しやすい。 将来仕事をする時に役立つ知識が詰まってるし、今から読んでおいて損はないと思います。もっと早く話題になってればよかったな。社会人必読ってだけじゃなく、キャリアを考える学生にもおすすめしたいです。

感想

社内政治について学術的な切り口で解説した一冊。経営学の研究成果をベースにしているだけあって、印象操作や派閥争いといった組織内の現象を理論的に理解できるのは面白い。 教員の立場から見ると、学校の職員室でも同じような力学が働いていることに気づかされます。著者の言う通り、「政治力」って実は組織で生きていく上で無視できないスキルなんですね。 ただ、正直な感想としては、内容は参考になるものの、特に目新しさは感じませんでした。学術研究に基づいているぶん、理論寄りで実践的な具体例がもう少し欲しかった。自分の実務経験と照らし合わせると「まあ、そうだろうな」という納得度に留まった感じです。 ビジネスパーソン向けの実用書として読むなら、基礎知識を得るには十分。ただ、さらに応用的な戦略を求める人には物足りないかもしれません。気軽に読める内容ですが、強く推薦したいほどの一冊ではないというのが率直な評価です。

感想

社内政治というタイトルに惹かれて手に取りました。仕事をしていれば誰もが感じる、あの息苦しさや複雑さを科学的に解き明かしてくれるのかと期待していました。 確かに、権力構造や派閥、根回しなど、日本企業でよく見かける現象が学術的なフレームワークで説明されている点は興味深いです。世界の研究成果を基に書かれているというのも、新鮮な視点をもたらしてくれます。 ただ、実際に読んでみると、理論の説明が少し抽象的に感じられました。確かに参考になる考え方もありますが、日々の仕事で具体的にどう活かせるのか、イメージしづらい部分も多かったです。もう少し実例やケーススタディが充実していれば、より実用的だったように思います。 組織行動に関心がある人や、経営学的アプローチに興味がある方なら価値のある一冊だと思います。ただ、「すぐに仕事に役立つ実践本」としては、期待値と現実のギャップがあるかもしれません。話題の本ということで読みましたが、内容としては可もなく不可もなく、という印象が正直なところです。

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