予知夢

予知夢

東野 圭吾

出版社:文藝春秋 出版年月日:2003/08/01

文藝春秋 | 2003/08/01

4.00
本棚登録:4人

みんなの感想

感想

湯川学シリーズの第2弾ということで、前作からの流れで手に取ってみました。今回の「予知夢」は、本当に度肝を抜かれる設定ですね。17年前に見た夢が事件の現場と合致するなんて——常識的には有り得ない。だからこそ面白い。 このシリーズの魅力は、科学的な理屈で非科学的な現象に切り込んでいくところ。湯川が事件の謎を解き明かしていく過程が、すごく論理的でありながらも、人間ドラマとしても成立しているんです。読んでいて、自分も推理に加わっているような感覚に陥ります。 短編集ならではの気軽さもいい。仕事の合間や寝る前に少しずつ読み進められるのは、自営業の身としてはありがたい。各エピソードが独立していながらも、キャラクターたちの関係性で繋がっているのも上手だと思います。 ただ、前作と比べると若干パターン化しているような印象も受けました。でも十分に引き込まれます。科学とミステリーの融合が好きな人なら、まず後悔しないでしょう。

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