夜読み派の本棚
傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン 11

傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン 11

磯見 仁月 新潮社 2026年3月9日

感想

11巻で初めて傾国の仕立て屋シリーズを手に取ったんだけど、これめっちゃ面白い!歴史漫画ってちょっと難しいイメージだったけど、絵が綺麗だし登場人物の心情描写がすごく丁寧で、一気読みしちゃった。 この巻はベルタンが女性画家との出会いを通じて、自分の人生と重ね合わせていく様子が本当に素敵。18世紀のパリで、女性ってだけで才能を認められない苦しさ...今読んでも響くテーマだなって思う。モード商として成功してるベルタンだからこそ、画家の葛藤が他人事じゃないんだろうね。 歴史背景や衣装のディテールにもこだわってるのが伝わってくるし、革命の時代という大きな流れの中での個人の葛藤を描くってなかなか難しいと思うんだけど、バランス良くまとまってる。気軽に読める漫画なのに、読んだあと何か考えさせられるっていう、そういう奥行きが好き。既刊も揃えたくなっちゃった。

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