夜読み派の本棚
おおきく振りかぶって(Vol.1)

おおきく振りかぶって(Vol.1)

ひぐち アサ 講談社 2004年3月20日

感想

話題になってるから読んでみようかなって軽い気持ちで手に取ったんですけど、思ったより一気読みしちゃいました。野球漫画ってちょっと敷居が高いイメージだったけど、これはホント違う。 何が良いって、キャラクター設定がすごく丁寧。特に投手・三橋が弱気で卑屈っていう設定が新鮮で、普通の熱血主人公じゃないから感情移入しやすいんです。監督が女性っていうのも現代的だし。試合シーンも細かく描かれてて、野球の知識がなくても興奮度が伝わってくるので引き込まれる。 スポーツ科学を取り入れてるって説明文に書いてあるけど、読んでいてその部分が自然に組み込まれてるなって気づきました。押し付けがましくない感じが好き。選手たちの成長を通じた青春の情動ってやつも、わりと現実的に描かれてて共感できる。 ただ漫画だから仕方ないけど、巻が進むごとにどう展開していくのか気になって、つい続きが欲しくなっちゃうのが困りもの。話題作として人気なのがすごく納得できます。