話題になってた道尾秀介さんの作品、ようやく読みました!最初の直木賞ノミネート作品ということで期待値も高かったんですが、いい意味で裏切られた感じです。 人生に敗れた詐欺師たちが、ある日少女を拾ったことで始まる奇妙な共同生活。最初は「これ、どう展開するんだろう?」って不安定な気持ちで読み始めたんですけど、各キャラクターの背景が少しずつ明かされていくにつれて、物語に引き込まれていきました。 何より面白いのは、プロットの緻密さ。一見ありえない状況設定なのに、すべてが繋がっていく快感が最高です。前半のほのぼのとした日常シーンから後半の怒涛の展開へ向かう流れは、本当に息つく暇もありません。エッセイも好きな私ですが、こういう仕掛けられた小説も大好きです。 ただ、登場人物たちの過去の描き方がちょっと重くて、読んでて心が疲れる部分もあったのでそこだけマイナス。でも全体的には傑作です。トレンド好きなら絶対読むべき!文庫版で手に取りやすいのもいいですね。