夜読み派の本棚
路傍のフジイ(6)

路傍のフジイ(6)

鍋 倉夫 小学館 2026年2月27日

話題だったから手に取った『路傍のフジイ』の第6巻なんですけど、正直ちょっと期待と違いました。 前巻で登場した「鈴木さん」というキャラクターの掘り下げが中心になるのかと思ったんですが、描き方が微妙で...。不満を抱える同僚という設定は面白いのに、フジイとの関係性がぼんやりしていて、何か物足りないんです。 それにフジイ自身に「誰もが避けては通れない出来事」が起きるというのは惹かれたんですけど、その展開が想像と違う形でくるというか。中年会社員の人間観察というコンセプトは好きなんですが、この巻については深掘りが足りない気がして。 累計120万部突破の話題作だからこそ期待値が高かったのもあるのかもしれません。マンガとしてのテンポや構成も、今巻はいつもより散漫に感じてしまいました。 次巻への繋ぎのような感覚になってしまったのが、ちょっと残念です。