話題の本屋大賞ノミネート作、やっと読みました!現役医師が書いた医療ミステリということで期待値が高かったんですけど、期待以上でした。 何よりも引き込まれたのは、主人公の武田医師が同じ顔の溺死体と対面するという衝撃的な冒頭。「これなに?」って思わずスマホを置いてページをめくり続けてしまいました。ミステリとしてきちんと構成されていて、主人公とともに謎が紐解かれていく快感がある。医療知識も自然に物語に組み込まれているので、専門的でありながら読みやすいんです。 推薦文にもある通り、本当に書きっぷりが達者。登場人物たちのセリフが生きているし、心理描写もリアル。何度も「え、そっち?」って驚かされました。 デビュー作がこのクオリティとは…と素直に感動。今年のミステリ界は本当に熱いなと感じます。同じ著者の次作も絶対チェックリストに入れなきゃです!
最近登録された他の本の感想
2026年09月25日
映画化されたこの作品、話題になってたから気になって読んでみました。前作「アプリ婚連続殺人事件」の後日譚というストーリー設定がめっちゃ惹かれる。 恋人が忽然と姿を消してしまうところから始まるんですが、その先の展開がほんとにぐいぐい引き込まれます。孤島を舞台にしたマッチングツアーという設定も現代的だし、何か嫌な予感がずっとついて回る。登場人物たちが本音と建前で演じ分けてる感じとか、恋愛という感情の複雑さを浮き彫りにしてくるのが上手いなって思いました。 ミステリー要素とサスペンスが上手に絡み合ってて、ページをめくる手が止まりません。ただ、終盤の展開が少し急ぎ足かなという印象も。もう少し丁寧に描き込まれてたら、さらに深い作品になったんじゃないかな。それでも十分引き込まれる面白さがあるし、映画との違いも確認したくなりますね。エッセイも好きですが、こういう謎解き系の小説も大好きです。
2026年09月23日
話題になってた医師による食育本だから期待して手にしたんですけど、正直がっかりしました。医学的根拠があるってのは良いんですが、内容が基本的すぎるというか…。すでに世の中に出ている一般的な子ども食の情報をまとめたレベルに感じてしまいました。 「子どもには何を食べさせるべきか」という大切なテーマなのに、もっと深掘りした専門的な知見が欲しかったです。忙しい親向けの実用書としても、実際に直面する「うちの子は偏食がひどくて…」みたいな具体的な悩みへの解決策が不足してる気がします。50個の基本って、結局どれも「バランスよく食べましょう」に収束してる感じで。 インスタとかで流行ってる本だからチェックしてみたけど、期待値が高すぎたのかな。別に間違った情報が書いてあるわけじゃないんですが、今のタイミングで改めて読む価値があるかと問われると…ちょっと微妙です。
2026年09月08日
話題になってたこのシリーズ、ついに4巻まで来たんだ。前作から引き続き北条衛と沙耶の関係がどう展開するのか気になって、速攻で読んじゃいました。 愛する者を患者として手術すべきか、それとも信頼できる医師に託すのか—こんな葛藤、医者だからこその究極の選択肢だと思うんですよね。北条の揺れ動く心情が本当に生々しくて、医療ドラマ特有の緊張感がバッチリ伝わってきます。 そして田川先輩のほうのストーリーも興味深い。二人の医師がそれぞれどんな道を選んだのかは読んでのお楽しみですが、その選択に至るまでの葛藤や覚悟が丁寧に描かれてるのが良かった。医学知識もしっかりしてるし、だからこそ医者の判断の重みが感じられるんです。 伊豆の美しい景物の中での人間ドラマってのも、このシリーズの独特な魅力。群像劇として各キャラの個性もたっていて、続きが気になっちゃう—まさに今旬の医療小説の傑作だと思いますよ。
2026年09月01日
話題になっていたから読んでみたんですけど、正直なところ思ってたのと違う印象でした。エッセイ集ということで、もっと著者の人生哲学みたいなものが詰まった深い作品なのかなって期待していたんです。 実際に読んでみると、日常のささいな出来事をテーマにしたエッセイが集められていて、確かに優しい眼差しで世界を見つめてるなって伝わってくるんですよ。手袋の話とか、人々の日常風景とか、どれも丁寧に書かれているし、文字が大きくて読みやすいのも新装版の配慮が感じられます。 ただ、個人的には物足りなさが残りました。エッセイ一つ一つが短くて、もう少し深掘りされた内容があってもいいのかなって思うし、著者の人生観がもっと強く打ち出されていたら、もっと心に響いたんじゃないかな。可もなく不可もない、という感じですね。 新作が読みたいという気持ちにはなりませんでしたが、話題作を読んでおきたい人や、さっと読めるエッセイを探してる人には悪くない一冊だと思います。
2026年08月10日
SNSで話題になってるのを見かけて、気になって手に取った一冊です。戦争文学というと重くて難しいイメージを持ってたんですけど、これはすごく引き込まれました。 祖父の謎を追い続ける孫の視点から物語が進んでいくので、読者も一緒に謎解きをしている感覚になるんですよね。次々と明かされていく真実がすごく上手く構成されていて、ページをめくる手が止まりませんでした。 特に印象的だったのは、登場人物たちの複雑さです。最初の予想と異なる人物像が浮かび上がってくる過程で、人間って本当に多面的なんだなって改めて感じさせられました。家族や愛する者との関係、選択と責任についても深く考えさせられます。 文章も読みやすくて、専門学校の課題で疲れてる時でも続きが気になって夜中まで読んでしまいました。話題作の理由がよくわかります。戦争というテーマを扱いながらも、普遍的な人間ドラマとしても楽しめる良作だと思います。
2026年08月08日
養老孟司先生のエッセイということで、話題になっているときに読んでみました。88歳で闘病中という状況から発信される人生観は確かに重みがあるし、死生観について改めて考えさせられる部分もあります。 ただ、正直なところ、特別に心に残る表現や新しい視点を得たかというと、そこまでではなかったです。虫や自然についての知見は相変わらず興味深いんですけど、病気との付き合い方についてのアドバイスは、読み手の状況によって響き方がずいぶん変わってくるんじゃないかな。もともと養老先生のファンなら満足できると思います。 「自分にとって居心地のいい場所を探す」というメインテーマは悪くないんですが、限られた紙幅の中で様々なテーマを扱っているので、どうしても深掘りされていない印象を受けてしまいました。エッセイだからそれでいいのかもしれませんが、もう少し一つのテーマに付き合ってほしかったというのが本音です。 話題作だし読んで損はないですが、期待値によっては「あれ?」となるかも。
2026年08月07日
話題沸騰中の韓国発ベストセラーということで、気になって手に取りました。正直、タイトルの「魔女の体力」って何?って感じだったんですが、読み始めたら一気読みしちゃいました。 著者は夜型で低体力、デスクワークばかりで身も心もすり減らしていた編集者。その人が40歳で運動を始めて人生が変わっていく...という話なんですが、これが本当に面白い。自分もスマホばっかりで体動かさない生活してるから、すごく刺さります。 何がいいって、説教的じゃないところ。「運動しなさい」って押し付けるんじゃなくて、著者のユーモラスで優しい文体で「あ、私も変われるかもな」って思わせてくれる。小さな習慣から始まって、少しずつ体と心が変わっていく過程が丁寧に描かれてるんです。 今の私も将来に向けて自分のことをちゃんと考える時期だから、すごく参考になりました。運動習慣がない人は特に読む価値あり。笑える部分も多いし、読み終わった後は行動したくなる一冊です。
2026年07月12日
『カイジ』のスピンオフということで、話題になってるのをチェックして手に取ってみました。22巻ということで、すでにシリーズが確立されてるんだろうなという感じです。 正直なところ、このシリーズの魅力がまだ完全には掴めていないんですよね。元の作品の緊迫感あるストーリーから一転して、地下施設での日常を描いているということは理解してるんですけど、読んでいて「あ、面白い」と心が動く瞬間がそこまで多くなかった感じです。 登場人物たちの日々の小ネタや、ちょっとした非日常(ラーメンを食べるとか、ドーナツを食べるとか)を楽しむという概念は理解できるし、それが狙いなんだと思います。ただ、個人的には各エピソードの起伏や笑いのツボがいま一つ噛み合わなかった。 マンガとしての作画品質は当然高いし、構成も悪くないんです。でも「続きが気になって仕方ない!」という感覚には至りませんでした。シリーズを追い続けている人にとっては良作なんだろうけど、途中から入った身としては、やや物足りなさが残ります。
2026年07月09日
Adoの成功の裏側を知りたくて手に取った一冊でしたが、期待以上の内容でした。クローゼットから世界へ——このキャッチコピーが表す通り、彼女の人生って本当にドラマティックなんですね。 小松成美の筆力もあってか、Adoの言葉がそのまま心に届く感覚があります。幼少期から不登校の時代、そして「歌い手」として目覚めるまでの葛藤が、小説として丁寧に描かれているから、単なるノンフィクションではなく、感情的に入り込める作品になってる。最初は物理的な「ビバリウム」の話かと思ってましたが、読み進めると心理的な意味合いも感じられて、何度も立ち止まってしまいました。 今、若い世代の多くが何かしらの生きづらさを感じてると思うんです。でもこの本を読むと、その先にある可能性とか光が見えるんですよ。Ado自身の言葉も多く入ってるから、ファンじゃなくても、人生に悩んでる人全員に届く本だと思います。話題になってるのも納得の一冊でした。
2026年07月08日
話題の高校野球小説ということで、ぜひ読んでみたいと思っていました。母親の視点から息子の野球人生を描くというのは、確かにこれまでにない設定ですね。 読んでみた感想は…正直なところ、期待と現実のギャップがありました。母と子の絆、人生の屈託、そういった深いテーマを扱っているのは伝わるのですが、どうしても物足りなさを感じてしまいます。菜々子という母親のキャラが立っているのか、それとも周囲の環境に翻弄されているだけなのか、その辺りがぼやけた印象を持ちました。 野球シーンの描写はしっかりしているものの、母親の内面描写がもっと深掘りされていたら、この物語はもっと心に響いたんじゃないかなあ。補欠選手の青春を描いた前作の評判も高いだけに、今作への期待値が高かったのかもしれません。 新しいアングルの野球小説として、試し読みにはいいかもしれません。ただ、ものすごく引き込まれるような傑作とは言えない、という印象です。
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