最近、孫たちの読書習慣について考えることが増えました。親戚が集まる時に「何か良い本ないかしら」と聞かれることも多く、このシリーズを見つけた時は本当に嬉しかった。 57年生きていると、日本の名作がいかに大切かを実感します。でも正直なところ、古い文体の本をいきなり子どもに与えるのは勇気がいるんです。その点、このシリーズはうまく工夫されていて感心しました。巻頭のビジュアルナビで物語の世界観を事前に知られるし、オールカラーの挿絵があると、退屈しがちな部分も楽しく読み進められそう。 何冊も揃える前に一冊手にとってみたのですが、本当に丁寧に作られている。子どもたちが「退屈だから」と途中で放り出さず、最後まで読み切る工夫が随所に感じられます。今の時代、スマートフォンばかり見ている子どもたちに、昔ながらの良い物語に触れてもらう橋渡けとなる本だと思います。 自分が若い頃に出会いたかった、そんなシリーズです。