人生ってやり直しができるんだなって、この本を読んで改めて感じました。主人公の一整さんは人生の挫折を経験しますが、その先にまた新しい世界が開けているっていう話です。私も定年を控えた身ですので、こういうテーマは他人事ではありませんでしてね。 何より良かったのは、この本が本そのものの力を信じている点です。書店という舞台で、いろんな人の人生が本を通じて繋がっていく。そういう温かい世界観が、読んでいて本当に心地よかった。派手な展開はありませんが、静かに深く響くような物語です。 最近は気難しくなる年代ですが、この作品は素直に「いい話だな」と思わせてくれました。人間関係や仕事のことで悩んでいる方、特に中年以上の方に本当におすすめしたい一冊です。軽く読めるのに、後になって心に残る。こういう本との出会いがあるから、私は読書が好きなんです。