本と珈琲の本棚
株はずっと上がるもの 誰も書けなかった株式投資の真実

株はずっと上がるもの 誰も書けなかった株式投資の真実

広木 隆 日経BP 2026年3月13日

定年も近いこの歳になると、将来のお金のことをちょっと真面目に考えるようになるもんです。この本は、そういう時に手に取るにはいいかもしれません。 著者の40年の実務経験に基づいているというのは説得力があります。「株はずっと上がるもの」というシンプルな主張を、3つの視点から論理的に説いているというのも分かりやすい。高配当株投資の話など、実際に投資を始める時に役に立つ知識も載っているようです。 ただ正直なところ、この手の投資本は似たような内容が多くて、特別に心に残る部分がなかったというのが本当のところです。アカデミックな理論と実践のバランスが取れているとは思いますが、もう少し具体的な事例や失敗談があると、もっと興味が引かれたかもしれません。 サラリーマン生活も長いので、難しいことはできませんが、退職後の資産運用の入門書として考えれば、悪くない選択肢だと思います。普通に読める本です。