この本、本当に良かった!恋愛ミステリーということで、軽い気持ちで読み始めたんですけど、途中から一気読みしちゃいました。 主人公の碓氷とユカリという二人のキャラクターがね、すごく丁寧に描かれているんです。脳腫瘍を患いながらも懸命に生きようとするユカリの姿が切実で、つい感情移入してしまいました。一方、碓氷も過去のトラウマを抱えていて、二人が心を通わせていく過程が本当に素敵だったんですよ。 この作品のすごいところは、恋愛小説としての温かさとミステリーの面白さがちゃんと両立しているところ。読み進めるたびに「え、これどういうこと?」って思わせられて、最後に衝撃の真実が明かされるんです。正直、ラストは予想できませんでした。 横浜山手という舞台の描写も素敵で、その風景を思い浮かべながら読むのも楽しかったです。日常生活の中で少し時間を見つけて読む、そういう読書の醍醐味を思い出させてくれた一冊です。恋愛とミステリーの両方が好きな人には、本当にオススメできますよ。