マジック・キングダムで落ちぶれて コリイ・ドクトロウ / 川副智子 clwkct 2026年03月16日 SF的な設定は面白かったが、不老不死を実現した人間たちがテーマパークであーだこーだするという展開に説得力がないように感じた。不老不死を実現したらクリエーションというか創造欲求は高まるように思う(というかそのくらいしかすることがない)が、こんな政治的?な争いが起きるだろうか?
ハイブリッド・ヒューマンたち ハリー・パーカー / 川野太郎 clwkct 2026年02月23日 ノンフィクションではあるが、ヒューマン・マシンインターフェイスの話としては、攻殻機動隊やサイバーパンクのエンタメ作品のほうが残念ながら深い内容を伝えていると思った。
ベネズエラー溶解する民主主義、破綻する経済 坂口安紀 clwkct 2026年02月23日 ベネズエラが混乱に陥っている歴史的背景や崩壊している経済の様子を知ることができる。面白かった、というと不謹慎かもしれないが、21世紀においても国家がこのような状態に容易く陥ってしまえるということを知ることができて良かった。
ブルーノの問題 アレクサンダル・ヘモン / 柴田元幸 / 秋草俊一郎 clwkct 2026年01月14日 亡命ボスニア作家が英語で書いた短編集。ビクトル・エリセの映画のように静謐な「島」や、死と暴力の予感に満ちた「コイン」が良かった。
ドン・キホ-テ カシ・アッカ- / 渡辺佐智江 clwkct 2025年12月23日 パンクの咆哮のような文体がとても良い。が、スリーピースパンクバンドの音楽が3分間であるべきなのと同じで、この文体を長篇で読むのはなかなかにしんどい。短編集を読んでみたい作家である。
白猫、黒犬 ケリー・リンク / 金子ゆき子 clwkct 2025年12月20日 ファンタジーを下敷きにしているせいか、いつものリンクのようなジャンプに欠けているように思った。スキンダーのヴェールが一番良い。
パラダイス ドナルド・バーセルミ / 三浦玲一 clwkct 2025年12月20日 言語実験的な側面が弱く、バーセルミらしくないと感じさせる。といってストーリーらしいストーリーがあるわけでもなくどこを切り取っても同じような展開である。なんとも言えない作品だった。