感想
アンソロジーって当たり外れが大きいなって思ってたんですけど、この一冊は本当に傑作ぞろいでした。6つの短編それぞれが独立した恐怖譚なのに、どれもクオリティが高くて、一気読みしちゃいました。 特に印象的だったのは、各編者が全く異なるアプローチで恐怖を描いてる点。SNS投稿から始まる不気味さ、公式文書のような冷淡な語り口で描かれる異常性、日常に潜む執念…それぞれが違う「怖さ」を持ってるから、飽きずに引き込まれます。 大学院の研究で疲れた夜に読むにはちょっと怖すぎるかなって思いながらも、次々と続きが気になって、結局寝不足になっちゃいました(笑)。ただ不気味なだけじゃなく、話の構成がしっかりしてるから、後味悪すぎずにいられるバランス感が素晴らしい。 もう一度読み返したいくらい、細部の描写が秀逸です。怖い話好きはもちろん、文学的な読み応えを求めてる人にもおすすめできる一冊だと思います。