フリーランスとして独立して以来、お金の基本について改めて学ぶ必要を感じていたので、この改訂版を手に取りました。 率直な感想としては、「悪くない、ただし特別に目新しいわけでもない」というところです。金銭教育の根本的な考え方、つまり資産と負債の違いや、働くのではなく資産を働かせるという概念は、確かに多くの人にとって重要な気づきになるでしょう。フィクション的なストーリー仕立てで説明されているため、理解しやすいのは利点です。 ただ、フリーランスとして約20年のキャリアを重ねている立場からすると、すでに知っている内容がほとんどでした。また、アメリカの金銭感覚と日本の現実にはやはりズレがあり、具体例の全てが日本人に等しく適用できるわけではないと感じます。 20年前の初版から大きく改訂されたようですが、それでも時代の変化(暗号資産やギグエコノミーなど)に完全に対応しているとは言い難い部分も見受けられます。 結論として、お金の基本について学び始める層にはおすすめできますが、すでに一定の経済知識がある読者には物足りないかもしれません。慎重に検討してから購入することをお勧めします。