新社会人として働き始めて数ヶ月。組織の中での自分の位置づけに悩んだり、仕事の意味を問い直したりする毎日の中で、この本に出会いました。 酒井大阿闍梨の言葉は、決して難しくありません。むしろシンプルで、読むたびに心が透き通るような感覚になります。「一日を一生のように生きる」というメッセージは、つい先のことばかり考えてしまう自分に対する静かな問い直しになりました。 千日回峰行という壮絶な修行を実践された方だからこそ説得力がある。理屈ではなく、実践から導き出された言葉の重みが感じられます。短い言葉集だからこそ、一つの言葉に立ち止まって考える時間が生まれるのが良い。 新社会人として人生に迷いながら歩んでいる自分にとって、この本は「焦らず、今この瞬間を大切にする」ことの大切さを教えてくれました。新書というコンパクトなフォーマットも手に取りやすく、何度も読み返したくなる一冊です。