この本、本当に面白くて一気読みしてしまいました。多田さんと行天さんというふたりの男性が繰り広げる日常のお話なんですけど、何というか、こんなに笑わせてくれる小説があるんだなって感動しましたよ。 便利屋という舞台設定も素敵で、ペットを預かったり、塾の送迎をしたり、納屋の片付けをしたりという、本当にありふれた仕事なのに、そこからこんなに素敵なストーリーが生まれるんですね。ふたりの掛け合いが自然で、読んでいると友人同士の会話を聞いているみたいな感覚になります。 パート仕事の帰りに、疲れた時なんかに読むと、心がほっこり温かくなるんです。重くない話なので、気軽に楽しめるのがいいですね。直木賞を受賞した作品というのも納得できます。これからもこういう癒されるような小説をもっと読みたいなって思いました。文庫本のサイズも持ち歩きやすくて、待ち時間とかに読むのにぴったりです。