本大好きおじさんの本棚
ソードアート・オンライン29 ユナイタル・リングVIII

ソードアート・オンライン29 ユナイタル・リングVIII

川原 礫 / abec KADOKAWA 2026年4月10日

感想

息抜きにと手に取ったのですが、正直なところ、このシリーズにしては少し物足りない印象を受けました。 医療の現場は忙しいので、帰宅後は頭を使わずにさらっと読める本が好きなんです。ソードアート・オンラインはそういう意味で気軽に楽しめる作品だと思っていたのですが、この巻は二つの世界での同時進行の物語で、登場人物や設定の把握が必要になり、前巻までの記憶を呼び起こすのに少し時間がかかってしまいました。 ストーリー自体は悪くないんですよ。エオラインというキャラクターの設定も興味深いですし、二つの世界での戦いという構図も面白い。でも、なんだか話が散漫な感じで、一気読みできる推進力に欠けているような気がしました。 ライトノベルらしいワクワク感はあるものの、キャラクターの掘り下げや感情的な盛り上がりがもう一歩という感じです。シリーズ続編としての役割は果たしているんでしょうが、個人的には次の展開に期待したいところですね。疲れた体を癒してくれる読書として考えると、もう少し軽快さがあってもよかったかなと思います。

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