bibliolifeの本棚
いちご新聞 Memories

いちご新聞 Memories

サンリオ / 大和書房編集部 大和書房 2026年3月1日

話題になっているということで手に取ってみましたが、正直なところ期待ほどではありませんでした。 いちご新聞というメディアの歴史やその影響力について学べる点は評価できます。出版業界やメディア戦略に興味がある身としては、参考になる部分もありました。ただ、ビジネス書として体系的な分析や示唆に欠けるのが残念です。 懐かしさや思い出の記録としての価値は高いのでしょう。実際、当時を知る読者にとっては楽しめる内容だと思います。しかし、ビジネスパーソンや新しい世代の読者向けとしては、戦略的な洞察や実践的な学びが不足していました。教材として生徒に薦めるほどの内容でもなく、むしろノスタルジック企画の域を出ていないという印象です。 メモリアル色が強いがゆえに、一般的なビジネス書としての深掘りが足りなかった。もう少し構成や分析を工夫すれば、より広い層に届く本になったのではないかと感じます。