下巻までやっと読み終わりました。本屋大賞の話題作ということで、パート仲間の勧めもあって手に取ったのですが、こんなに面白い小説があるなんて! 石油という一つの商品を通じて、戦後の日本がどのように立ち上がったのかが生き生きと描かれています。主人公・鐡造という男の生き様の潔さ、そして何度も困難に直面しながらも諦めない姿勢に、私たちの世代が大切にしていた価値観が詰まっているように感じました。 下巻では、国際的な陰謀渦巻く中での大きな決断の場面が続きます。ドキドキしながらページをめくっていました。実在した歴史的出来事をモチーフにしているのに、小説としてこんなに面白く仕上がるものなのかと感心します。 登場人物たちも個性的で、家族や社員たちへの向き合い方が温かい。単なる成功譚ではなく、人間らしさが溢れている点が素晴らしいと思いました。68歳の私でも、読んでいて心が熱くなります。ぜひ多くの人に読んでほしい作品です。