和子の本棚
「言葉にできる」は武器になる。

「言葉にできる」は武器になる。

梅田 悟司 日本経済新聞出版社 2016年8月29日

感想

会社でプレゼンや報告書を書く機会が増えた最近、この本が話題になっているのを見かけて手に取りました。55年も生きていると、自分の言葉がどれほど大切かということはわかっているつもりでしたが、この本を読んでハッとさせられました。 コピーライターの著者が説く「もやもやした気持ちを言葉にする技術」は、実に実践的です。特に印象的だったのは、伝わる言葉と伝わらない言葉の違いは、テクニックではなく、自分の内なる言葉をいかに磨くかという部分。長年仕事をしてきても、つい表面的な表現に頼ってしまう癖があったことに気づかされました。 T字型思考法という考え方も、シンプルながら非常に有効で、今さら新しいことを学ぶなんて思っていた自分を反省しています。若い世代向けという印象を持つかもしれませんが、むしろ人生経験が豊かだからこそ、この本の深さがより理解できるのではないかと感じました。仕事だけでなく、日常の人間関係でも活かせる内容が詰まっています。