『アラビアン・ナイト』の9巻目。長いシリーズもいよいよ後半戦に突入したんだなあという感じで、感慨深く読みました。 ここまで来ると、シェヘラザードの語り部としての魅力がもう本当に光り始めているんですよね。次々と繰り出される奇想天外な話の数々に、夜中ついつい読み進めてしまいました。エンジニアの仕事で論理的な思考ばかりしているので、こういう想像力をかき立てられる物語って本当に必要だなって改めて感じます。 平凡社の版は、翻訳の質も高いし、読みやすさと古典としての格調のバランスが本当に絶妙です。気軽に手に取って読める軽さでありながら、古典として深い味わいもある。忙しい日常の中でも無理なく続けられるのが素晴らしい。 残りの巻もぜひ続けて読みたい。こういう時間をかけて楽しむシリーズって、今の時代だからこそ大事だと思います。もう少しペースを上げて、シェヘラザードの運命がどうなるのか早く知りたい気持ちも出てきちゃいました(笑)。