仕事の効率化について何度も本を手に取っては、本当に使えるのか慎重に検討していた自分ですが、この本は期待以上でした。 BCGのコンサルタントが実践する「仮説思考」という考え方が、これまでの自分の仕事の進め方の非効率さを見事に指摘しています。特に印象的だったのは、データ収集や分析に時間をかける前に、まず仮説を立てることの重要性。確かに、我流で進めていた企画提案も、最初に仮説を整理していれば、ずっと無駄な作業が減ったはずです。 実務的な事例が豊富で、会社員として「あるある」と頷きながら読めます。営業資料の作成から企画立案まで、日々の業務にすぐ応用できるポイントが随所にあります。 ただし、実際に仮説思考を習慣化するには、相応の意識変革が必要です。この本は方法論を示していますが、それを組織に浸透させるのは各自の工夫次第。それでも、自分のような慎重派の会社員にとっては、疑問の余地なく価値のある一冊です。仕事の質と速度を同時に高めたい方に、自信を持ってお勧めできます。