懐かしのドラえもんが映画化記念版として登場したということで、思わず手に取ってしまいました。新社会人になって、子どもの頃に見たドラえもんに懐かしさを感じる年代だからです。 装丁は確かに特別感があります。キラキラした表紙と透明カバーは、本棚に置いたときに目を引きますし、このあたりは記念版として十分な価値があると感じます。用紙の質感も高級感があって、手触りは悪くありません。 ただ、本編の漫画そのものについては、率直に言って「懐かしい」という感情以上のものはなかったというのが正直なところです。昔の作品だからしょうがないのかもしれませんが、現代に改めて読むと、物語の展開やキャラクターの動きが少し物足りなく感じてしまいました。 同梱の小冊子「ひみつとあゆみ」は興味深く、歴史的背景を知るには良いコンテンツです。ただ、メインはあくまで本編なので、そこが微妙だと全体的な満足度も下がってしまいます。 映画公開を控えた人や、本格的なドラえもんコレクターには良いと思いますが、単純に漫画として楽しみたい自分としては、少し物足りない印象です。