直木賞受賞作ということで期待して手に取ったのですが、正直なところ自分には刺さりませんでした。 38歳、40歳といった人生の中途半端な時期の悩みを描いた短編集だということは理解します。ただ、23歳の新社会人である自分からすると、登場人物たちの悩みや葛藤がまだ遠すぎるというか、実感が湧かないんです。もう少し年を重ねてから読むと違う感覚になるかもしれません。 また、短編集という形式も個人的には物足りなさを感じました。各話で完結してしまうため、キャラクターや世界観への没入感が浅い気がします。漫画をよく読む身としては、やはり長編で世界観に浸る方が好みです。 書き方は丁寧で読みやすいのですが、内容としては自分の人生経験では理解しきれない部分が多かったです。他のレビューで高い評価を見かけたので、年代によって評価が大きく変わる作品なのかもしれません。もしかしたら数年後に読み直すと評価が変わるかもしれないですが、今のところはこんな感想です。