成瀬あかりのシリーズ第二弾、待ってました!前作から成瀬という主人公のとりこになっていたので、今回の続編は本当に嬉しい一冊です。 相変わらず成瀬は予測不能な行動をしてくれるのですが、今作では彼女の周囲の人物描写がより豊かになった印象を受けました。小学生ファンから受験生の父親、クレーマー主婦、野心的な女子大生まで——実に多様なキャラクターが登場し、それぞれの人生が成瀬と交差することで物語に深みが出ています。 主夫として家庭や近所付き合いの機微を知る身として、このエッセイ的なアプローチには共感することが多かったです。人間関係の複雑さ、予期しない展開への対応、そして誰もが秘めている葛藤——こうした要素が丁寧に描かれていて、気がつけば一気読みしていました。 全五篇の構成も読みやすく、話題性も高いので、同じように人間関係の物語に興味がある方にはぜひ勧めたい作品です。成瀬の謎めいた行動の真意も気になるところ。次作への期待が膨らみます。