意味なんかないけど僕たちは光る

意味なんかないけど僕たちは光る

吉澤ハナ(まよなか)

出版社:かんき出版 出版年月日:2025/03/05

かんき出版 | 2025/03/05

4.00
本棚登録:3人

みんなの感想

仕事で疲れた夜、ベッドに入る前に少しずつ読み進めました。このエッセイ集は、本当に心が疲れているときに手に取るのに最適な一冊だと思います。 著者の言葉は不思議と重くなく、むしろ羽毛のように軽く心に舞い降ります。医療の現場で毎日、患者さんの不安や悲しみと向き合う私だからこそ、この本に書かれている「深い悲しみを経験した人にしか辿り着けない場所」という表現がしみじみと響きました。 特に印象的だったのは、理由のない不安や孤独について綴られた章です。なぜか説明できない不安感—それって本当に多くの人が抱えているのに、言語化するのが難しい感情ですよね。この本はそうした言葉にならない気持ちを、やさしく言葉にしてくれます。 短いエッセイなので、毎晩1つか2つ読んで眠りに就くというペースがちょうどいい。決して重くはないけれど、確実に心に栄養を与えてくれる。仕事が忙しい時期こそ、こういう本が必要だなと改めて感じました。

TikTokで話題だと聞いて、つい手に取ってしまいました。SNS発信者の本って正直どうなんだろう、という先入観もあったんですが、その予想は見事に裏切られました。 このエッセイ集は本当に優しい。理由もなく不安に襲われたり、夜が明けないんじゃないかと感じたり—そういう誰もが経験する心の揺らぎに、著者が静かに寄り添ってくれている感じがします。派手な励ましではなく、共感と理解が詰まった一冊です。 主夫業をしていると、日々の家事の合間に心がざわざわすることもあります。そういう時間にこの本を開くと、ああ、自分だけじゃないんだと思える。各章が短めなので、忙しい日常の中でも気軽に読み進められるのも助かります。 正直なところ、もう少し深掘りされた内容があると面白かったかな、という気持ちもありますが、それでも心に響く言葉がたくさんありました。疲れた時、モヤモヤした時に何度も開き直したくなる、そんな一冊です。