へっぽこ膝栗毛(五)

へっぽこ膝栗毛(五)

稲葉稔

出版社:双葉社 出版年月日:2026/03/11

双葉社 | 2026/03/11

4.00
本棚登録:3人

みんなの感想

へっぽこ膝栗毛シリーズの第五巻、読んでみました! 正直なところ、ここまで来ると話の流れが予想できちゃう感じで、新鮮さが少なくなってきたかなって思います。新兵衛たちが京都についても、相変わらずドタバタしてるし、登場人物たちのやり取りは相変わらず面白いんですけど…。 でも、そこがこのシリーズのいいところなのかもって気づきました。期待通りの展開だからこそ、安心して読み進められるというか。時代ものなのに現代的なユーモアがあって、クスッと笑える場面もいっぱいあります。TikTokで話題になってるのも納得です。 ただ、五巻目だと既にシリーズのパターンが見えちゃってるから、もっと意外な展開があったらなって思ったのが本音。新兵衛の成長も感じにくいし…。 漫画もいいけど、活字でこういう時代ものを読むのも案外いいですね。電車の中でも読みやすいし。シリーズ全部まとめて読むと、もっと違う印象になるのかもしれません。

『へっぽこ膝栗毛』シリーズ、第五巻まで来ました。もう完全にこの作品の虜です。 主人公・新兵衛たちが京都にようやくたどり着いて、さらに思わぬ展開が待っているというこの巻。相変わらずの緩くて温かい人間関係の描き方が素晴らしい。仕事で疲れた日の帰宅後、ほっと一息つける本です。 何が好きかって、登場人物たちがみんな愛おしいんですよ。完璧な人間なんて一人もいなくて、みんなどこか抜けていたり、優しかったり、泣き虫だったり。そういう「人間らしさ」がね。55年生きてきた身としては、そういう描き方がたまりません。 時代小説でありながら、現代を生きる私たちにもじんわり響く「人と人の繋がり」の大切さが描かれている。会社での人間関係に疲れた時、こういう本を読むと、もう一度頑張ろうかなって思えます。 続きが早く読みたいです。話題の本として選んだシリーズでしたが、本当に手放しで人におすすめできる傑作だと思います。