優しい音楽

優しい音楽

瀬尾まいこ

出版社:双葉社 出版年月日:2005/04/01

双葉社 | 2005/04/01

3.00
本棚登録:1人

みんなの感想

感想

人って温かいものなんだな・・・瀬尾さんの本にはそう思わせてくれる 何かがある。 まったくつながりのない3編の短編だがそれぞれのお話の中に流れている 優しさとコミカルさ、そして温かさはやはり瀬尾さんらしい展開の物語。 「優しい音楽」 知らない女性に駅で声をかけられた。付き合い始めたタケルと千波 お互いにどんどん惹かれていくが千波の家族にとって亡き息子に そっくりなタケルは嬉しさと共に哀しさも思い出す存在。 優しいフルートの音が聞こえてきそうな温かい家族とのやりとりで 少しだけ前向きに踏み出していく両者の関係。 「タイムラグ」 不倫相手の子供を24時間預かることになった女性。 なんて!ひどい話だ!と彼女に同情しつつも彼女の明るさと強さに ちょっとうれしくなる。 「がらくた効果」 何でも拾ってくる彼女だが今回はホームレスのおじさんを連れて帰ってきた 人が心地よく生きる場所って。。。少しずつ何かを手に入れたのかな? ホームレスの佐々木さんもさることながらはな子や同棲中の章太郎も かなりユニーク。 少し物足りなさは感じたもののやはり優しい空気感が流れているような 小説だった。

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