羊は安らかに草を食み

羊は安らかに草を食み

宇佐美まこと

出版社:祥伝社 出版年月日:2021/01/08

祥伝社 | 2021/01/08

4.00
本棚登録:1人

みんなの感想

感想

年を重ねると軽やかに なれる部分と抱え込んでしまう部分 自由だったり不自由になったりと難しい その中でそれまで知らなかった益恵の人生を 垣間見ていくわけですが、それがもうね ものすごく大きなものを抱えているわけです。 いたたまれなく壮絶で残酷な体験 敗戦の混乱時の中国の恐ろしさよ 生きることと死ぬことが 紙一重の隣合わせの日々 ただ、ただ、戦争の恐ろしさと 平和のありがたさを感じている そしてそれと同様に希望と言うか 生き抜く強さも感じるお話であった。 そう、過去は今に繋がってるんだよねぇ 最終章はちょっと物足りない気もしたけど フィクションなのに生々しくて 圧倒される文章にぐいぐい引き込まれた 主人公は80代の高齢女性たちですが 私の世代にもしっかりと響くものがあり これだけ壮絶で悲しみに満ちた話なのに 読後感は悪くない と言うより爽快感まであるという不思議な本でした。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ