みんなの感想
・交換日記はじめました! 圭太と和泉遥の交換日記。 二人だけの秘密だったはずなのだがいろんな人の手に渡って・・・ 語り手がどんどん変わっていく。 まるで知らない人の手に渡ったかと思うと また戻ってきたり、結局話はどこへ向かうんだ?と思っていたら なるほどね、 って感じで面白く読めました。 構成がうまいわ。 ・ラクガキをめぐる冒険 実家で見つけた油性マーカー「マッキー」 千春は五年前の高校二年生の時の同級生、遠山慎之介に連絡を 取ろうとするが同級生たちは彼の居所を知らない。 ようやく見つけた 彼に会いにいく千春。 あの日、学校で起きたラクガキ事件。 なぜ、千春は5年もたってから彼に会いに行こうとしたのか? ちょっと学園ミステリーな感じなのも面白かったです。 ・三角系はこわさないでおく ツトムと廉太郎、そして小山内さん。 何でも出来て女子にモテモテのツトム しかしそんなツトムが好きになったのは小山内さん。 そして廉太郎も・・・ 高校生たちの微妙な三角関係のバランスがもどかしいやら なんやらかんやら( ´▽`) 心がちょっと疼きます ・うるさいおなか 私はハラナリスト 異常なほどお腹がよく鳴る主人公、高山さん いつもぐーピタ!を常備してお腹が鳴らないように 気をつけている消極的な私の前に現れたのは茶色い髪の春日井くん 春日井くんは恐ろしい程耳がよくて・・・ おとなしく目立たぬように生きてる高山さんだけど 結構、春日井くんには言いたいこと言ってたりして(笑) ハラナリストってネーミングに笑えた。 ・吉祥寺の朝比奈くん 上から読んでも下から読んでもヤマダマヤ。 喫茶店で働く彼女と親しくなった朝比奈くんだけれど 彼女は子持ちの主婦。 役者になる夢を諦めた朝比奈くんと人妻の山田真野が メールをしたり吉祥寺の街で出会ったり。 少しづつ距離が近づいていく恋愛小説なのかと思いきや・・・ そこはえっ?と驚く仕掛けがあったりで。 でもね、なんとなく読んでいてなんなんだろ? この引っかかる感じ? とはちらっと頭の端の方で感じたんだけどね、すぐに さらーーーっと 忘れてしまって読みすすめていた次第。 だもんで少々びっくりしたりの展開でありました。 面白かったです。 5篇とも恋愛小説なんだけれど捻りが効いてる。 甘甘すぎないけど青春らしさやドキドキ感があって ドロドロしてないけどちょっと切ない、そんな感じの恋愛小説。 かなりのお気に入りです。
最近登録された他の本の感想
2026年10月05日
北京という都市をこれほど生き生きと描いた作品は、なかなかお目にかかれない。この本の魅力は、単なる海外生活の記録ではなく、主人公の菖蒲というキャラクターの「人生をエンジョイする力」にあると思う。 コロナ禍という厳しい状況の中での赴任という設定は、実は現代的だ。多くの駐在員が直面した課題を、この作品は颯爽と乗り越えてしまう。隔離期間や言語の壁、文化の違いといった障害すら、楽しみに変えてしまう主人公の姿勢は、正直に言って爽快感がある。特に食べ歩きのシーンは、高級レストランからローカルな屋台まで、北京の食文化が本当に伝わってくる。 著者の観察眼も秀逸だ。北京の交通事情の描写や、そこで出会う人々の生態について、ユーモアを交えながら描かれている。これは単なる紀行文ではなく、一個の人間が異文化とどう向き合うかという普遍的なテーマが隠されている。 会社員として仕事のストレスを抱える身からすると、この本が示す「やり様次第で人生は変わる」というメッセージは、非常に刺激的だった。まさに一気読みの傑作だ。
2026年10月05日
直木賞受賞作ということで、期待値が高めだったのですが、その期待を見事に超えてくれました。正直、最初は歴史小説ということで少し堅苦しいかなと感じていたんですけど、全然そんなことなかった。 大正から昭和を生きた女給たちの人生が、これほど生き生きと描かれているのに驚きました。タイ子、セイ、美登里、園子——個性の強い女性たちがカフェーという舞台で織りなす日常の中に、人間らしい温かさと複雑さが詰まっている。彼女たちの笑いあり涙ありの日常を追っていると、百年も前の話とは思えないほど親近感が湧いてきます。 時代が移ろいでいく中で、懸命に生きる姿勢が本当に愛おしい。著者のまなざしが優しいというか、どのキャラクターも否定せず描いているところが好きです。読んでいて心がじんわり温かくなるような感覚があるんですよね。 ただ、構成によっては時間軸がやや複雑に感じられる場面もあったので、その辺りで若干の引っかかりはありました。でも全体としては、読んでよかった、大切なものを思い出させてくれる一冊です。
2026年10月05日
最近、書店で話題になっているこの本を手に取ってみました。世界中で100万部を超えているというから、どんなに素敵な言葉が詰まっているのだろうと期待していたんです。 装丁は確かに素敵で、フルカラーのイラストがたっぷり使われていて、眺めているだけでも心が穏やかになります。登場人物たちのセリフや心に残る場面がまとめられているのですが、読んでいると懐かしい感覚に包まれました。 ただ、正直に言うと、特別に心がときめくような発見があったわけではないんです。既に小説で読んでいた方なら、改めてその魅力を確認できる一冊になるでしょう。でも、私のように初めて手にする人からすると、断片的な言葉だけでは、登場人物たちとの関係性や物語の深さが十分に伝わってこない気がします。 初版特典のしあわせカードは可愛らしいですし、コーヒーを飲みながらぱらぱらめくるには心地よい本です。ただ、これ一冊で人生がきらめく魔法を感じるには、やはり元の小説を読んだ方が良さそうだと感じました。
2026年10月05日
新社会人になって、仕事のプレッシャーで疲れていた時期にこの本に出会いました。「満月珈琲店の星詠み」は前から気になっていたんですが、この特装版は名言と名場面をフルカラーイラストで楽しめるという点に惹かれて手に取りました。 実際に読んでみると、仕事で迷ったり、判断に迷ったりする場面で心に響く言葉がたくさんありますね。派手な自己啓発ではなく、日常の中で静かに力をくれるような優しさが特徴だと感じます。桜田千尋のイラストとの相乗効果で、ただ言葉を読むだけじゃなく、視覚的な癒しも得られるのは大きなポイント。 ただ、既にシリーズを読んでいる人にとっては、ある程度重複する内容もあるかなという印象。むしろ、シリーズ初心者や、短編的に気軽に読みたい人向けかもしれません。でも新社会人の今の私にとっては、忙しい合間に開いて、その日の気分に合った言葉を探すという使い方ができるのが良いです。付属のカードもちょっとした癒しになってます。
2026年10月04日
ベネチア映画祭出品というニュースで手に取った一冊です。戦争という重いテーマを扱う作品なだけに、慎重に読み進めました。 著者がベトナム帰還兵として、子どもたちに向けて「ほんとうの言葉」で戦争体験を語るというコンセプトは興味深いものです。貧困と人種差別から脱出するため入隊し、やがて戦地へ赴く流れ、そこで人間がどう変容していくのかという視点は、確かに重要な問題提起だと感じました。 ただ、正直なところ読み終わって「普通だな」というのが率直な感想です。戦争の非人道性や無意味さについては理解できますし、その訴求力も感じます。しかし、個人的には、もっと深い心理描写や具体的な葛藤の描き方があれば、より心に響いたように思います。 映画化という後押しもあり、これは多くの人の目に触れる作品になるのでしょう。重要なテーマを扱う作品として価値はありますが、読み手によって評価が大きく分かれそうな一冊だと思いました。
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