鎌倉うずまき案内所

鎌倉うずまき案内所

青山美智子

出版社:宝島社 出版年月日:2021/04/07

宝島社 | 2021/04/07

3.00
本棚登録:1人

みんなの感想

感想

いやいやいや、アンモナイトはないわーと 思いながら読んだのだけど(笑) 悩んだり迷ったりしたときに こんな案?所に私も迷い込んでみたいわ。 そして外巻きさんと内巻きさんに 「困った時のうずまきキャンディをおひとつどうぞ」 と言ってもらうのだ。 と言っても、この双子のおじいさんや アンモナイトが全てを解決してくれるわけではなく ちょっとしたヒントがもらえるぐらい。 あとは自分で気づくんですよ。 ものの見方っていうか見え方みたいなものが あるきっかけで反対にみえたり 急にキラキラしてきたり 内と外、右と左、陰と陽 どちらか片方だけではもう片方も存在しない 右があるから左なんだよね。 一つしかなければ右も左もない 互いの存在が互いを存在させる。 一つ願いが叶うとすると 小さかった頃の子供に会ってみたい そしてぎゅーーーっと抱きしめて 私の首にまとわりつく子供の手の感触を もう一度感じたい。 そんなあの頃を思い出して 何とも言えない気持ちになった。 とても悲しいわけでも とても笑えるわけでもないけど じわっと幸せな気持ちになれる本だった。 そして、私はそういうのが割と好き。 この人の人生では脇役の人も その人が主役のお話があるわけで そうなるともうね、無限なんですよ。 ああ、あの時のあの人!っていうのが 出てくると嬉しくて仕方ない。 あれ?この人ってもしかして・・・ で、結局最初にもどってまた読んでいる。 ぐるぐるぐるぐる、ナイスうずまき! 文庫本の最期に年表がついていて 登場人物たちがそれぞれのお話のときに 何をしてたか何歳だったかというのが 書いてあった。 地上げ屋の山西ーーー!! そうか家電量販店のうりざね顔の店員!!! めっちゃ脇役だけど、こんなところで どっこい生きてる!と思うと笑えた。

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