神去なあなあ日常

神去なあなあ日常

三浦しをん

出版社:徳間書店 出版年月日:2009/05/01

徳間書店 | 2009/05/01

4.00
本棚登録:1人

みんなの感想

感想

高校卒業と同時に三重県の山奥にある神去村に林業をするために 送りこまれた勇気。イマドキの高校生である勇気が携帯も通じない 山奥で過ごす1年の物語。 春にはいきなり花粉症、夏にはヒルにかまれ、秋にはオオヤマヅミさんのお祀り 自然の中で暮らす厳しさと人たちの繋がりと優しさ。 まるでここはトトロのふるさとか? 読んでいて川や山の匂いを思い出させるようなみずみずしさを 感じる本だった。とても季節感あふれる描写だ。 現実離れしたような神隠しの話やオオヤマヅミさんの話。 それもこの村ならあり得るのかもと思わせるものがある。 自然を相手に仕事をし暮らしていくという事は 人の力だけではどうにもならない事もあるという事を どこかで知っておく必要もあるのだろう。 それは諦めと言う事ではなく自然と共生していくという意味で。 しかし林業なんて私にとってはまるで馴染みのない世界なのだが 読んでいて全く飽きなかった。文体も軽く読みやすいというのが あるのだろうけれど勇気をはじめヨキや清一や三郎じいさん、巌さん、 登場人物が誰もかれも魅力的に書かれている。 読後感も爽やか。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ