風のベーコンサンド 高原カフェ日誌

風のベーコンサンド 高原カフェ日誌

柴田よしき

出版社:文藝春秋 出版年月日:2018/04/10

文藝春秋 | 2018/04/10

4.00
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みんなの感想

感想

夫のモラハラから逃げるように この高原にやって来た奈穂 距離感が近すぎる地元の人達とのかかわりに、 ああ田舎ってこういうとこあるよな・・ 詮索好きでやたらと干渉してくる閉塞的な感じ。 でも次第に溶け込んでいくのだ そして、そんな奈穂の店は住民たちが自分の 悩みを打ち明けたりほっとくつろいだりする場所に なっていく。 奈穂の店「カフェ ソン・デュ・ヴァン」 1年目の物語。 出てくる料理が美味しそうだ。 私の知識が貧弱でよく知らないような料理も 出てくるが記述が上手い。 海の塩のほうが味が丸いと言うか 少しのんびりしていると言うか・・・ 味がのんびり?   いい表現だなーと思った。 ベーコンサンドやトマトソースのポークソテー そそられる。 「ひよこ牧場」のバターやソーセージ、 「あおぞらベーカリー」の天然酵母のパン 地元の食材を上手に使って素人っぽさが 味になるような心のこもったメニュー 爽やかな高原の夏、実り多い秋、雪に埋もれてしまう冬 優しい料理に癒やされながらも人の悩みは 外から見るだけではわからない 閉塞的な田舎暮らしから出ていきたい人 都会ぐらしに疲れた人 どこにいたって悩むこともあるし迷いもでる。 だけどここが良いと思える場所で 頑張ろうとしている人は応援したくなる。 田中さんとの関係良かったなぁ ゆっくり少しづつ傷を癒やしながら 全てが解決するわけではないけれど 生きていく、暮らしていく。 優しくて穏やかなお話だった。

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