増山超能力師事務所

増山超能力師事務所

誉田哲也

出版社:文藝春秋 出版年月日:2013/07/16

文藝春秋 | 2013/07/16

3.00
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感想

所長の増山圭太郎を筆頭にまもなく1級超能力試験合格間近の 住吉悦子、2級超能力師でお腹の弱い中井健、ようやく2級に 合格したばかりの高原篤志。 そして超能力などまるでないけど 人生経験の豊富さからか人を見る目と洞察力が鋭い大谷津朋江。 増山超能力事務所は浮気調査をしたり家出人を探したり ポルターガイストの真相を明らかにしたり、と、超能力で解決していく。 超能力ですかー。 それってなんでもありですやん! って感じで読み始め、最初のあたりは さほど面白いとも思わず読みすすめて行ったんだけれど 事件に絡めて登場人物たちの過去や現在、人間関係などが わかってきてだんだんと面白くなってくる。 超能力だなんだかんだって言っても結局は人間同士の問題。 勿論高度なテクニックというものは必要不可欠なものではあるけれど きっとそれだけではダメなんだろうな。心の問題を解決しないと! そういう意味で能力の無い朋江が超能力師たちと対等な関係 もしくは皆、朋江にどこか頭が上がらない感じなのがよい。 「人の心ってのは読んだり覗いたりするもんじゃねえ・・・察するもんだ」 朋江のご亭主が言った言葉に大きく頷いた。 増山の夫婦関係や悦子との愛人関係。 見習いで入ってきた美女だけど本当は男性の明美や 独身男子二人の恋の駆け引きなどなど。 続編ができそうなので楽しみにしたい。

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