サンタ・エクスプレス 季節風 冬

サンタ・エクスプレス 季節風 冬

重松清

出版社:文藝春秋 出版年月日:2008/12/09

文藝春秋 | 2008/12/09

4.00
本棚登録:1人

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感想

あっつあつの、ほっくほく コーヒーをもう一杯 冬の散歩道 サンタ・エクスプレス ネコはこたつで ごまめ 火の用心 その年の初雪 一陽来復 じゅんちゃんの北斗七星 バレンタイン・デビュー サクラ、イツカ、サク この季節風シリーズもこれで最後 寒い冬という季節ではあるけれどクリスマスや年越し バレンタインなどの行事を絡ませながらいろんな家族の 日常を切り取ったような話が多く感情移入しやすかった。 特に「ごまめ」は新聞に連載されていた当時単身赴任中だった夫が たまたま目にしてその新聞を家に持ち帰って読んでいたのだが 毎年家族で元旦には近所の神社へ初詣に行っていたのに今年は 娘に彼氏が出来て家族で初詣に行くことがなくなったという話。 子供が大きくなることに寂しさを感じている親の気持ちに 切なさを感じると共にベビーカーを押している若い親たちに エールを送っている心情にも共感してしまった。 最後のサクラ、イツカ、サクは冬から春への繋がりも感じて とても読後感の良いものになっていた。 季節は冬だけれど暖かいお話が多くて優しい気持ちになれた1冊。

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