町長選挙

町長選挙

奥田英朗

出版社:文藝春秋 出版年月日:2006/04/17

文藝春秋 | 2006/04/17

3.00
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みんなの感想

感想

「オーナー」「アンポンマン」「カリスマ稼業」「町長選挙」の4編収録。 とんでもなく変な伊良部先生シリーズの第3弾 新聞社の代表でプロ野球団のオーナー田辺満雄、通称ナベマン 彼は暗闇が怖い、暗闇が死への恐怖とつながるからだ。 急成長したIT企業の若き経営者安保貴明、通称アンポンマン 時代の寵児と称される彼は最近簡単なあいさつやひらがなを忘れてしまう 40代には見えないかわいらしさと自然さで最近急上昇中の上優 白木カオル、彼女の陰の努力、ダイエットはどんどんエスカレートして 最近では少しのカロリーオーバーもその後はそれを元に戻為の 運動をしないと我慢が出来ない。 それぞれに、これってあの人よねぇ。。。というのがあって おもしろいが、ここまで書いて大丈夫か? と少々心配にもなってくる。 ただどのお話も最後はなんとなくよかったね、吹っ切れたみたい。 と思えて渦中の人たちの明るい表情が見えるような終わり方だったのが 良かったように思う。 4編めの町長選挙は離島に期間限定でやってきた伊良部先生が 町を二分する町長選挙に巻き込まれ、どちらの陣営からも賄賂を もらったり、批判合戦を繰り広げたりで、おもしろいといえば 面白いんだけれど、伊良部先生の良さがひとつも出てこないような・・・ この第3弾はかなり伊良部先生の影が薄く感じるような気がした。 他の登場人物たちのほうがインパクトが強すぎたのかも しれないが実際の人物や事柄のほうがやはり強く残るからなのだろうか? 伊良部ファンには少々物足りないかもしれない。 それとこういう時事ネタっぽいものは旬の時を過ぎると 誰の話?ってことになってしまって面白みは半減しそうな気がする。

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