オイアウエ漂流記

オイアウエ漂流記

荻原浩

出版社:新潮社 出版年月日:2009/08/01

新潮社 | 2009/08/01

3.00
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みんなの感想

感想

『オイアウエ!!』タイトルのこの言葉はトンガ語で 「おお」とか「よしっ!」「あらら」「おやまぁ」など いろんな場面で使うことが出来る便利な言葉。 リゾート会社の中途採用若手社員塚本賢治はトンガへの 接待旅行の途中で飛行機事故のため遭難する。 一緒に乗り合わせたのは会社の上司達と取引先の お馬鹿な御曹司、新婚旅行中のカップルに小学生と ボケ始めているそのじいさん。そして得体のしれない外国人。 無人島に流れ着いた9人の漂流生活が始まる。 水がない、食べ物もない。 すぐに救助されると思っていたのになかなか救助は来ない。 生きるために自分たちで工夫をし生き物を殺して食べていかなくてはならない。 究極のサバイバル状態に置かれたときでも会社の上下関係に 固執する上司。しかし少しずつそんな秩序は崩壊していき・・・ 登場人物たちの性格描写がわかりやすく読みやすかったです。 無人島で暮らすのだから、生きていくためには嫌な奴だろうと なんだろうと知恵を出し合って協力し合っていかなければいけないし 役立たずだと思っていた人が案外と知恵を持っていたり経験があったりと やっぱり人って長く生きているともうそれだけでたいしたもんだと 思える場面もいくつか。 笑い事じゃないぐらい逼迫した場面でもどこかユーモラスにさえ みえるのはやっぱり荻原さんだなぁ。と嬉しかったのですが もう少し全体をというか前半部分をコンパクトにしてその分 最後のあたりをスッキリさせて欲しかった。 ちょっとあっさりめに終わったのが少し残念だった。

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