【完全版】 エッダ
新潮社 | 2026/02/18
みんなの感想
北欧神話の決定版がついに手に入りました。話題の完全版『エッダ』です。 主婦業をしながら読書する時間を大切にしている身として、こういった古典的な名著がきちんと完全な形で日本語化されるのは本当にありがたい。これまで『エッダ』について色々な二次解釈や断片的な知識しかなかったのですが、この一冊でオーディン、ソール、ロキといった神々の物語を一貫して読むことができました。 何より驚いたのは、その物語の豊かさです。神々と巨人の戦い、世界の創造と終焉という壮大なスケール。現代のファンタジーやゲーム、サブカルチャーの題材として今なお生き続けているのは、やはりこの古代神話に秘められた普遍的な面白さがあるからなんだと実感しました。 家事の合間に少しずつ読み進められるのも良いですし、読み応えとしても十分。新潮社の翻訳も丁寧で、古い時代の物語とは思えないほど引き込まれます。話題作を追いかけるのも好きですが、こうした深い古典こそ、今だからこそ改めて向き合う価値があるんだと改めて感じた一冊です。
北欧神話に興味があって手に取ってみました。オーディンやロキといった神々の物語が詰まっているということで、期待値も高めでしたが、正直なところ可もなく不可もないといった印象です。 完全版ということで分量は相当なものですが、古い文献を翻訳したものなので、読んでいて少し距離を感じてしまいました。神話の壮大さや面白さは理解できるのですが、現代人の私たちにとっては登場人物たちの行動原理や世界観がやや遠く感じられるというか…。ゲームやマンガなどのサブカルチャーに影響を与えているという説明は納得できるのに、原典を読むと想像以上に複雑で、スッと入ってこない部分が多かったです。 仕事の疲れで気軽に読みたい時には少し骨が折れる内容でした。北欧神話の研究者や愛好家にはきっと素晴らしい一冊なんだと思いますが、カジュアルに読書を楽しみたい身としては、もう少し読みやすい解説版や関連本から入るべきだったのかなと感じています。